このページでは、3字語をどう読むか、どう書くか、どう表すかについてご説明しています
ローマ字文の書き方
・3字語式ローマ字のつづり方(中島式ローマ字のつづり方)
・【3字語式アルファベットの読み方】
ローマ字文の書き方
小、中学校の国語教育では、ローマ字による国語の読み書きがひととおりできるようになることを決めている 。
ローマ字のつづり方については、1954年(昭和29年)12月に正式に決められた。これを「訓令式ローマ字つづり方」と呼んでいる。 このほか、従来特に日本語を書き表す目的で案出された「日本式ローマ字つづり方」と呼ばれるもの、英語関係に使われている「ヘボン式ローマ字つづり方」とよばれるものがある。「訓令式」は「日本式」を修正した方式である。
ローマ字はアルファベットともよばれ、数は26文字で、大文字と小文字の区別がある。イギリス、フランス、アメリカ、イタリア、スペインなど多くの国々に用いられているが、国によってアルファベットのうち用いない文字がいくつかある。訓令式では19字、ヘボン式では21字を用いる 。
(「なんでもわかる国語ハンドブック」 平井昌夫 著 三省堂 刊 1963年(昭和38年)7月10日発行 より引用)
3字語式ローマ字のつづり方(中島式ローマ字のつづり方)
3字語式ローマ字のつづり方(中島式ローマ字のつづり方)は、国際化による世界の進展に対応し、できるだけ正しい発音の仕方に合わせて、従来のつづり方に工夫をこらし、改良して新たに案出したものである。
3字語式ローマ字では、アルファベット26文字、大文字と小文字の全部を用いる。
訓令式に加えて、「7字」のアルファベット文字を用いる。
考案者 中島誠一郎 2024年(令和6年)11月24日
【3字語式ローマ字のつづり方】(中島式ローマ字のつづり方) - 表 -
a i u e o
ア イ ウ エ オ
ka ki ky ku ke ko k
カ キ キィ ク ケ コ ク
sa si sy su se so s
サ シ シィ ス セ ソ ス
ta ti ty tu te to t
タ チ ティ ツ テ ト トゥ
na ni ny nu ne no n
ナ ニ ニィ ヌ ネ ノ ン
ha hi hy hu he ho
ハ ヒ ヒィ フ ヘ ホ
fa fi f fu fe fo f
ファ フィ フィ フ フェ フォ フ
ma mi my mu me mo m
マ ミ ミィ ム メ モ ム
ya yu ye yo y
ヤ ユ イェ ヨ イ
ra ri ry ru re ro r
ラ リ リィ ル レ ロ アー
la li ly lu le lo l
ラ リ リィ ル レ ロ ル
wa wi wy we wo w
ワ ウィ ウィ ウェ ヲ ウ
ga gi gy gu ge go g
ガ ギ ギィ グ ゲ ゴ グ
za zi zy zu ze zo z
ザ ジ ジィ ズ ゼ ゾ ズ
da di dy du de do d
ダ ヂ ディ ヅ デ ド ドゥ
ba bi by bu be bo b
バ ビ ビィ ブ ベ ボ ブ
va vi vy ve vo v
ヴァ ヴィ ヴィ ヴェ ヴォ ヴ
pa pi py pu pe po p
パ ピ ピィ プ ペ ポ プ
ca ci cy cu ce co c
カ キ キィ ク ケ コ ク
サ シ シィ ス セ ソ
ja ji jy ju je jo j
ジャ ジ ジィ ジュ ジェ ジョ ジ
qa qi qy qu qe qo q
クア クイ クイ ク クエ クオ ク
xa xi xy xu xe xo x
エクサ エクシ エクス エクセ エクソ エクス
クサ クシ クシィ クセ クソ クス
tha thi thy thu the tho th
サ シ スィ ス セ ソ ス
ザ ジ ズィ ズ ゼ ゾ ズ
・拗音[youon]の書き方 - 表 -
kya kyu kyo
キャ キュ キョ
sya syu syo
シャ シュ ショ
sha shu sho
シャ シュ ショ
tya tyu tyo
チャ チュ チョ
cha chu tyo
チャ チュ チョ
nya nyu nyo
ニャ ニュ ニョ
hya hyu hyo
ヒャ ヒュ ヒョ
mya myu myo
ミャ ミュ ミョ
rya ryu ryo
リャ リュ リョ
lya lyu lyo
リャ リュ リョ
gya gyu gyo
ギャ ギュ ギョ
zya zyu zyo
ジャ ジュ ジョ
ja ju jo
ジャ ジュ ジョ
bya byu byo
ビャ ビュ ビョ
pya pyu pyo
ピャ ピュ ピョ
・長く伸ばす音(長音)の書き方
長くのばす音は、そののばしたい文字の後に「-」をつける。
・はねる音の書き方
はねる音「ン」は、「n」で表す。
・つまる音(促音)の書き方
つまる音「ッ」は、文字の後に「t」をつける。
・名詞、形容詞類は大文字または、語頭を大文字で書く。
・動詞、副詞類、その他は全文字を小文字で書く。
・分かち書きのしかた
ローマ字文では、単語ごとにひとまとめにし、ほかの単語から離して書く。これを分かち書きと呼んでいる。
原則として単語はそれぞれ一続きに書き、ほかの単語から離して書く。
複合語で一語としてまだ充分に熟していないものには、つなぎ「-」を入れる。
ただし、一語としてじゅうぶんに熟したものには「-」を用いない。
接頭語中・接尾語は続けて書く。
ただし、接尾語で上の語に続けて書くと、意味のまぎれやすい場合には、はなして書く 。
助動詞は、続けて書くのを原則とする。
・助詞、接続詞には、原則として「符号」を用い、「文字」を用いない。
【3字語式アルファベットの読み方】 - 表 -
読み方(発音のしかた)は、[] 内に、「3字語式ローマ字」を用いて表します。
3字語オリジナル・コード(3OC)では、原則としてこの読み方が基本、母体にして造語が行われています。
A | a [ei] [a] [e-] [o-]
B | b [bi-] [bi] [bu]
C | c [si-] [k] [si] [ku]
D | d [dy-] [d] [dy] [de-]
E | e [i-] [e]
F | f [ef] [f] [fi] [fu]
G | g [zy-] [g] [gu]
H | h [eiti] [etti] [hi]
I | i [ai] [i]
J | j [zyei] [zye-] [zi]
K | k [kei] [k] [ke-] [ki] [ku]
L | l [elu] [l] [el] [li] [lu]
M | m [emu] [m] [em] [mi] [mu]
N | n [enu] [n] [en] [ni] [nu]
O | o [ou] [o] [u-]
P | p [pi-] [p] [pi] [pu]
Q | q [kyu-] [k] [ki] [ku]
R | r [a-ru] [a-] [a] [ri] [ru]
S | s [esu] [s] [es] [su]
T | t [ty-] [t] [te-] [ty]
U | u [yu-] [u]
V | v [vui] [vi] [vu] [v]
W | w [daburyu] [ui] [u]
X | x [eks] [ksu] [ksi]
X | x [egz] [eguzu]
Y | y [wai] [i]
Z | z [zed] [z] [zy] [zu]
EE | ee [i-]
EA | ea [i-]
CE | ce [su] [s]
NE | ne [n]
OO | oo [u-]
TH | th [S] [Z]
3字語コードで、[a]と読ませる場合は、アルファベット小文字の「r」を用います。
3字語コードで、[ai]と読ませる場合は、アルファベット小文字の「i」を用います。
3字語コードで、[i-]と読ませる場合は、アルファベット小文字の「e」を用います。
3字語コードで、[u-]と読ませる場合は、アルファベット小文字の「o」を用います。
3字語コードで、[o-]と読ませる場合は、アルファベット小文字の「a」を用います。
英語で「e | ee | ea」とつづって [i-] と読ませる場合は、小文字「e」1字で表します)
英語で「o」とつづって [o-] と読ませる場合は、大文字「O」1字で表します)
英語で「ce」とつづって [s] と読ませる場合は、「S | s」を用います)
英語で「ne」とつづって [n] と読ませる場合は、「N | n」1字で表します)
英語で「oo」とつづって [u-] と読ませる場合は、小文字「o」1字で表します)
英語で「r」とつづって [a | a-] と読ませる場合は、小文字「r」1字で表します)
英語で「th」とつづって [S(th) | Z(th)] と読ませる場合は、大文字「S|Z」1字で表します)